ハムの保存方法、開封後はどうすれば? 賞味期限切れでも食べられる?

ハムの保存方法、開封後はどうすれば? 賞味期限切れでも食べられる?

 

ハムはお中元やお歳暮などでよくもらう食材ですが、食べ切れない場合はどう保存すればいいのでしょうか?また、賞味期限が切れたハムは食べられるのでしょうか?今回は、ハムの保存方法や賞味期限について、主婦の皆さんが知っておきたい5つのことをご紹介します。

1. ハムの種類によって保存方法が異なる

まず、ハムには大きく分けて「加熱ハム」と「生ハム」の2種類があります。加熱ハムは豚肉を塩漬けにして燻製や加熱処理をしたもので、スライスハムやブロックハムなどが該当します。生ハムは豚肉を塩漬けにして乾燥させたもので、パルマハムや生ハムスライスなどが該当します。これらのハムは保存方法や賞味期限が異なるので、注意しましょう。

2. 加熱ハムは冷蔵か冷凍で保存する

加熱ハムは未開封であれば常温でも保存できますが、開封したら必ず冷蔵か冷凍で保存しましょう。冷蔵庫で保存する場合は、ラップや密閉容器に入れてチルド室(0℃~5℃)に入れます。開封後の賞味期限は2~4日程度です。冷凍庫で保存する場合は、1回分ずつラップやフリーザーバッグに入れて空気を抜き、アルミホイルで包んでから冷凍します。急速冷凍機能がある場合はそれを利用しましょう。冷凍後の賞味期限は1~2か月程度です。

3. 生ハムは涼しい場所か冷蔵庫で保存する

生ハムは未開封であれば常温でも保存できますが、高温多湿の日本では夏場以外でも涼しい冷暗所に保管することをおすすめします。開封したら必ず涼しい場所か冷蔵庫で保存しましょう。涼しい場所で保存する場合は、ラップやビニール袋に入れて風通しの良いところに吊るします。開封後の賞味期限は1~2週間程度です。冷蔵庫で保存する場合は、ラップやフリーザーバッグに入れてチルド室(0℃~5℃)に入れます。開封後の賞味期限は1~2週間程度です。

4. 賞味期限切れでも食べられる場合がある

賞味期限というのは、品質が保証される期間をメーカーが表示したものです。品質が劣化しても食中毒などを起こす危険性が低い食品に表示されます。一方、消費期限というのは、安全に食べられる期限をメーカーが表示したものです。消費期限が過ぎると食中毒などを起こす危険性が高い食品に表示されます。ハムは賞味期限が表示されていることが多いので、賞味期限が切れても食べられる場合があります。ただし、保存方法や状態によっては食べられない場合もあります。ハムを食べる前には必ず以下の点をチェックしましょう。

  • 色やにおいに変化がないか
  • 表面にカビや白い粉がついていないか
  • 水分が多く出ていないか
  • パッケージに穴や破れがないか

これらのチェックで異常がある場合は、食べないで捨てましょう。また、賞味期限が切れたハムはできるだけ早く食べるようにしましょう。

5. 冷凍ハムは自然解凍か凍ったまま調理する

冷凍したハムを使うときは、自然解凍か凍ったまま調理するのがおすすめです。自然解凍する場合は、冷蔵庫でゆっくりと時間をかけて解凍します。電子レンジで解凍すると水分や旨みが逃げてしまうので避けましょう。凍ったまま調理する場合は、スープや炒め物、煮物などに直接入れて加熱します。ただし、水分が出やすいので、油は少なめにして注意しながら調理しましょう。

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