-
暑い夏は炭水化物が大事って本当?
- 1.暑い夏に炭水化物が必要な理由って?
- 2.炭水化物の種類は?加工によって栄養価が変わるって本当?
- 3.バテ予防できる炭水化物摂取のタイミングは?
-
4.夏バテ予防のために炭水化物と一緒にとるといい食品
-
5.夏バテに効果あり!鶏肉のすごいところ!!
- 6.暑い夏におすすめの炭水化物×鶏肉メニュー
- まとめ
1.暑い夏に炭水化物が必要な理由って?
暑い夏は、気温が高くなり、体が熱を発散しようとして汗をかきます。汗をかくことで、水分や塩分だけでなく、エネルギーも失われることになります。エネルギーの主な源である炭水化物は、体温調節や脳の働きにも必要な栄養素です。炭水化物は、消化吸収が早く、すぐにエネルギーに変わるため、暑さで消耗したエネルギーを補給するのに適しています。暑さで食欲が落ちても、炭水化物をしっかり摂ることで、夏バテや熱中症を予防することができます。夏バテや熱中症は、体の機能が低下したり、異常な反応を起こしたりする危険な状態です。暑い夏は、炭水化物を中心としたバランスの良い食事を心がけて、体調管理に気を付けましょう。
2.炭水化物の種類は?加工によって栄養価が変わるって本当?
水化物には、主にデンプンや糖類があります。デンプンは米や麺などの主食に多く含まれ、消化吸収に時間がかかるため、持続的なエネルギー源になります。糖類は果物や清涼飲料水などに多く含まれ、消化吸収が早いため、急激なエネルギー補給に役立ちます。
炭水化物は、加工方法によっても栄養価が変わります。白米や白パンなどの精製された炭水化物よりも、玄米や全粒粉パンなどの未精製の炭水化物のほうが、ビタミンやミネラルだけでなく、食物繊維も豊富です。食物繊維は、血糖値の上昇を抑えたり、便通を良くしたりする効果があります。
3.夏バテ予防できる炭水化物摂取のタイミングは?
炭水化物は、エネルギー源として消費されるまでに時間がかかります。炭水化物は、食べてから8~14時間後にエネルギーとして使われるようになります。そのため、夕食や寝る前に炭水化物を摂ると、翌日の日中にエネルギーとして燃焼できるようになります。逆に、朝食や昼食に炭水化物を摂ると、夜寝る頃になってはじめて燃焼できるようになりますが、その時には活動量が少なくなっているので、エネルギーとして使われずに脂肪として蓄積されやすくなります。また、夕食や寝る前に炭水化物を摂ると、睡眠の質が向上します。炭水化物を摂ると、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌が促進されますメラトニンは、睡眠のリズムを整えたり、成長ホルモンの分泌を促したりする働きがあります。成長ホルモンは、筋肉や骨の成長や修復を助けたり、脂肪の分解を促したりする働きがあります。睡眠中に成長ホルモンが分泌されることで、筋肉の回復や脂肪の燃焼が進みます。さらに、夕食や寝る前に炭水化物を摂ると、食欲を抑える効果もあります。炭水化物を摂ると、レプチンという満腹ホルモンの分泌が増加します。レプチンは、脳に満腹感を伝えたり、食欲を増進させるグレリンというホルモンの分泌を抑制したりする働きがあります。レプチンの分泌が高まることで、空腹感や過食欲が抑えられます。
以上のように、夏バテに有効な炭水化物を摂るタイミングは、夕食や寝る前が最適です。
4.夏バテ予防のために炭水化物と一緒にとるといい食品
炭水化物は、私たちの体にエネルギーを与える重要な栄養素です。しかし、炭水化物だけを摂取しても、エネルギーを効率よく吸収することはできません。そのため、炭水化物と一緒にビタミンB1やビタミンB2、クエン酸を摂取することが大切です。ビタミンB1は、炭水化物をエネルギーに変換する際に必要な栄養素です。ビタミンB2は、エネルギーの代謝を促進する栄養素です。クエン酸は、エネルギーの産生を促進する栄養素です。これらの栄養素を一緒に摂取することで、炭水化物からエネルギーを効率よく吸収することができます。また、夏バテは、疲労感や食欲不振、倦怠感などの症状が現れる体調不良です。これらの栄養素は、夏バテの症状を改善する効果も期待できます。炭水化物を夏バテ解消に効率よく摂取するためには、一緒に摂取すると良い食材があります。以下にいくつか例を挙げます。
- ビタミンB1を多く含む食材:豚肉、大豆、アーモンド、バナナ、ブロッコリーなど
- ビタミンB2を多く含む食材:牛乳、卵、チーズ、豚肉、鶏肉、魚介類、ほうれん草、など
- クエン酸を多く含む食材:レモン、梅干し、キウイなど
これらの食材を一緒に摂取することで、炭水化物からエネルギーを効率よく吸収し、夏バテを解消することができます。
特に鶏肉は、良質なタンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素を豊富に含んでおり、健康的な食生活に役立ちます。鶏肉には、以下の栄養素が含まれています。
5.夏バテに効果あり!鶏肉のすごいところ!!
- タンパク質:鶏肉は、良質なタンパク質を豊富に含んでいます。タンパク質は、筋肉や骨の形成、細胞の修復、免疫力の向上などに必要な栄養素です。
- ビタミンB群:鶏肉には、ビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は、エネルギーの代謝、神経機能の維持、皮膚の健康維持などに必要な栄養素です。
- ミネラル:鶏肉には、鉄分、亜鉛、銅、セレンなどのミネラルが豊富に含まれています。鉄分は、赤血球の形成に必要な栄養素です。亜鉛は、免疫力の向上、皮膚の健康維持などに必要な栄養素です。銅は、骨の形成、神経機能の維持などに必要な栄養素です。セレンは、抗酸化作用を有し、老化やガンの予防に効果があるとされています。
6.暑い夏におすすめの炭水化物×鶏肉メニュー
鶏肉のからあげを効果的に使って夏にぴったりのメニューを紹介します。
- からあげとトマトの冷やしうどん
- 材料(2人分)
- 冷凍食品のからあげ 8個
- うどん 2玉
- トマト 1個
- キュウリ 1/2本
- 青じそ 4枚
- だし汁 400ml
- 醤油 大さじ2
- 砂糖 小さじ1
- 酢 小さじ2
- 塩 少々
- かつお節 適量
- 作り方
- 冷凍からあげはレンジで加熱しておく。
- うどんは茹でて冷水で洗い、水気を切る。
- トマトは8等分に切り、キュウリは薄切りにする。青じそは千切りにする。
- 鍋にだし汁、醤油、砂糖、酢、塩を入れて沸騰させる。火を止めて冷ましておく。
- 器にうどんを盛り、からあげ、トマト、キュウリ、青じそをのせる。かつお節を散らし、冷やしただし汁をかける。
- からあげとレタスのサンドイッチ
- 材料(2人分)
- 冷凍食品のからあげ 8個
- 食パン 4枚
- レタス 4枚
- マヨネーズ 大さじ2
- ケチャップ 大さじ1
- 塩コショウ 少々
- 作り方
- 冷凍からあげはレンジで温めておく。
- 食パンは耳を切り落とし、軽くトーストする。
- マヨネーズとケチャップを混ぜてソースを作る。
- 食パンの片面にソースを塗り、レタスとからあげをのせる。塩コショウで味を調える。
- もう一枚の食パンで挟み、半分に切る。
- からあげと玉ねぎのピラフ
- 材料(2人分)
- 冷凍食品のからあげ 8個
- 米 1合
- 水 200ml
- コンソメ顆粒 小さじ1
- サラダ油 大さじ1
- 玉ねぎ 1/2個
- パセリ 適量
- 作り方
- 冷凍食品のからあげは袋のままレンジで温める。
- 米は洗ってざるに上げる。水とコンソメ顆粒を混ぜておく。
- 玉ねぎは薄切りにする。パセリはみじん切りにする。
- 炊飯器に米と水とコンソメ顆粒を入れて炊く。
- フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎを炒める。しんなりしたら火を止める。
- 炊き上がったピラフに玉ねぎとパセリを混ぜる。
- 器にピラフを盛り、からあげをのせる。
7.まとめ
暑い夏は、炭水化物をしっかり摂ることでエネルギーを補給し、夏バテや熱中症を予防しましょう。デンプンを中心としたバランスの良い炭水化物の摂り方を心がけ、鶏肉などのタンパク質やビタミン・ミネラルと一緒に食べることで、暑さに強い体を作りましょう。