肉の保存方法について。冷凍だけじゃない!!

肉の保存方法について。冷凍だけじゃない!!

2. 冷蔵保存

冷蔵保存は、冷凍保存に比べて鮮度や味が落ちにくいというメリットがあります。しかし、冷蔵庫内の温度は細菌の繁殖に適しているので、保存期間は短くなります。冷蔵保存する場合は、以下の点に注意しましょう。

冷蔵保存するときのポイント

  • 賞味期限を守る
  • 温度管理をする
  • 乾燥を防ぐ

賞味期限を守る

冷蔵保存する場合は、賞味期限を必ず守りましょう。賞味期限は、製造者が品質を保証する期間です。賞味期限が過ぎたお肉は、見た目やにおいが変わっていなくても、細菌が増えている可能性があります。賞味期限は、肉の種類や部位によっても異なりますが、一般的には以下のようになります。

  • 牛肉:2~3日
  • 豚肉:2~3日
  • 鶏肉:1~2日
  • ひき肉:1日以内

温度管理をする

冷蔵庫内の温度は、できるだけ低く保つことが重要です。温度が高くなると細菌の繁殖が早まります。冷蔵庫内の温度は、4℃以下に設定しましょう。また、冷蔵庫内の場所によっても温度差があります。一番低温なのは野菜室で、次に上段です。お肉はこれらの場所に入れることをお勧めします。

乾燥を防ぐ

冷蔵庫内は乾燥しやすい環境なので、お肉が乾燥してしまうことがあります。乾燥するとお肉の水分や旨味成分が失われてしまいます。乾燥を防ぐためには、以下の方法が有効です。

  • ラップで包む
  • 保存容器に入れる
  • 湿らせたキッチンペーパーで包む

3. 常温保存

常温保存とは、冷凍庫や冷蔵庫を使わずに室温で保存する方法です。常温保存は、冷凍や冷蔵に比べて鮮度や味が落ちやすいというデメリットがあります。しかし、常温保存にもメリットがあります。それは、

  • 省エネルギーになる
  • 解凍や加熱の手間が省ける
  • 旨味成分が増すこともある

です。常温保存する場合は、以下の点に注意しましょう。

常温保存するときのポイント

  • 短時間で使い切る
  • 清潔な環境で保管する
  • 食中毒予防対策をする

短時間で使い切る

常温保存する場合は、必ず短時間で使い切りましょう。常温では細菌の繁殖が早くなるので、保存期間は非常に短くなります。一般的には、以下のようになります。

  • 牛肉:2~3時間
  • 豚肉:2~3時間
  • 鶏肉:1~2時間
  • ひき肉:1時間以内

清潔な環境で保管する

常温保存する場合は、清潔な環境で保管することが重要です。汚れた場所や直射日光の当たる場所では、細菌の繁殖や酸化が早まります。また、虫やネズミなどの害虫にも注意しましょう。常温保存する場合は、以下の方法が有効です。

  • ラップで包む
  • 保存容器に入れる
  • 湿らせたキッチンペーパーで包む

食中毒予防対策をする

常温保存する場合は、食中毒予防対策をすることが必須です。食中毒は、細菌やウイルスなどの病原体が食品に付着して増殖し、それを食べることで発生します。食中毒を防ぐためには、以下の方法が有効です。

  • 手洗いや調理器具の洗浄を徹底する
  • 調理前後にお肉をよく洗う
  • 加熱調理をしっかり行う

以上、肉の保存方法についてご紹介しました。冷凍、冷蔵、常温のそれぞれのメリットとデメリットを理解して、自分のニーズに合わせて選びましょう。お肉を上手に保存して、美味しく料理しましょう!

肉は料理に欠かせない食材ですが、保存方法によっては鮮度や味が落ちてしまったり、傷んでしまったりすることもありますよね。そこで今回は、肉の保存方法についてご紹介します。冷凍だけではなく、冷蔵や常温での保存方法もあります。それぞれのメリットやデメリットを知って、上手に活用しましょう!

1. 冷凍保存

>冷凍保存は、肉の鮮度を長く保つことができる最適な方法です。細菌の繁殖や酸化を抑えることができるので、2週間から1ヵ月ほど保存可能です。ただし、ただ冷凍するだけでは美味しさは失われてしまいます。美味しく食べるためには、冷凍する際、解凍する際に注意点があります。

冷凍するときのポイント

  • 新鮮なものを選ぶ
  • 空気に触れさせない
  • 小分けにして冷凍する
  • 急速冷凍する

新鮮なものを選ぶ

肉は必ず新鮮なうちに冷凍しましょう。すでに品質が落ちているお肉を冷凍しても、美味しく食べることはできません。スーパーなどで買うときはドリップが出ていない新鮮なものを購入し、すぐに使わないのであれば冷凍保存する必要があります。

空気に触れさせない

>空気に触れると酸化するので、なるべく真空になるようラップで包むことが重要です。トレーなどに入っている状態で冷凍してしまうと、空気に触れた状態になるので品質が落ちてしまいます。しっかりとラップで包み、保存袋に入れて冷凍すると、より品質を保持できます。

小分けにして冷凍する

>調理する時のことを考えて、1回に使う分量に分けて冷凍しましょう。かたまりの状態や、厚みのあるお肉は凍らせるのに時間がかかるので、なるべく小さく薄くして冷凍することが重要です1回分ずつ小分けにすると使いやすく、解凍する際にも時間がかからないので便利です。

急速冷凍する

。より高品質で美味しい状態を維持できる、急速冷凍法をご紹介します。

急速冷凍することのメリット
急速冷凍とは、-30℃以下の低温で素早く冷凍する方法です。家庭用の冷凍庫の温度は-18℃程度なので、急速冷凍にはなりません。急速冷凍することで、以下のメリットがあります。
  • 細胞が壊れにくくなる
  • ドリップが出にくくなる
  • 酸化や乾燥を防ぐ
  • 長期保存が可能になる
ご家庭でできる急速冷凍法

急速冷凍機を持っていない場合でも、工夫すればご家庭でも急速冷凍に近い効果を得ることができます。以下の方法を試してみてください。

  • 冷凍用保存袋に入れた肉を金属製のトレイの上にのせて冷凍庫に入れる
  • 冷凍用保存袋に入れた肉を氷水につけてから冷凍庫に入れる
  • 冷凍用保存袋に入れた肉をアルミホイルで包んでから冷凍庫に入れる

解凍するときのポイント

  • 冷蔵庫で解凍する
  • 半解凍の状態で調理する
  • 電子レンジで解凍する場合は注意する

冷蔵庫で解凍する

冷凍したお肉の最適な解凍方法は、冷蔵庫内で解凍させることです。冷蔵庫内は低温なので、細菌の繁殖を防ぐことができます。また、ゆっくりと解凍されるので、ドリップの流出を防ぎ品質の良い状態で解凍できます。

半解凍の状態で調理する

お肉を凍った状態で調理すると、火の通りにバラつきがでてしまうので、きちんと解凍する必要があります。しかし、完全に解凍させると旨味成分が外に流出してしまうので、半解凍くらいが一番美味しく調理できます。

電子レンジで解凍する場合は注意する

冷蔵庫での解凍は品質の面では最適なのですが、時間がかかります。ですので、急いでいるときは電子レンジ解凍がお勧めです。お肉のラップを取り、キッチンペーパーの上にのせて電子レンジで加熱させます。電子レンジを使うと短時間で解凍できますが、デメリットとして解凍ムラが生じてしまうことがあります。その場合は以下の対策を取りましょう。
  • 解凍時間は少なめに設定し、途中でひっくり返す
  • 解凍した部分から切り離して調理する
  • 解凍した部分から食べる

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