野菜は買ってきたらすぐに切ってしまう方もいると思いますが、実は切るか切らないかで保存期間が大きく変わってきます。せっかくおいしい野菜を買ったのに、もったいないですよね。そこで今回は、野菜を切る場合と切らない場合のそれぞれのメリットやデメリット、また、種類別に最適な保存方法や保存期間について紹介します。これを読めば、野菜のおいしさを長く楽しめるようになりますよ!
1. 野菜を切る場合のメリットとデメリット
野菜を切る場合のメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット
- 調理が楽になる
- 冷蔵庫のスペースが節約できる
- 一度に使い切れる
野菜を切っておくと、調理するときに手間が省けます。また、冷蔵庫のスペースも有効に活用できます。さらに、一度に使い切れるので、無駄が少なくなります。
デメリット
- 傷みやすくなる
- 栄養や風味が減る
- 保存方法や容器に気をつける必要がある
野菜を切ると、表面積が増えて空気や水分に触れやすくなります。その結果、傷みやすくなったり、栄養や風味が減ったりします。また、保存方法や容器にも気をつける必要があります。適切な温度や湿度で保存しなければ、カビや変色が起こりやすくなります。また、密閉容器やラップで包むことで乾燥や臭い移りを防ぐことが大切です。
2. 野菜を切らない場合のメリットとデメリット
野菜を切らない場合のメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット
- 傷みにくくなる
- 栄養や風味が保たれる
- 保存方法や容器に気をつける必要が少ない
野菜を切らないで丸ごと保存すると、表面積が少なくて空気や水分に触れにくくなります。その結果、傷みにくくなったり、栄養や風味が保たれたりします。また、保存方法や容器にも気をつける必要が少なくなります。多くの野菜は常温で保存できますし、新聞紙や紙袋で包むだけで十分です。
デメリット
- 調理が面倒になる
- 冷蔵庫のスペースが取られる
- 一度に使い切れない
野菜を切らないで丸ごと保存すると、調理するときに手間がかかります。また、冷蔵庫のスペースも取られます。さらに、一度に使い切れないので、残りをどう保存するか考える必要があります。
3. 野菜の種類別に最適な保存方法と保存期間
野菜の種類によって、切るか切らないかで保存期間が大きく変わるものもあります。以下では、代表的な野菜の種類別に最適な保存方法と保存期間の目安を紹介します。
根菜類
根菜類は、切らないで常温で保存するのが基本です。切ると傷みやすくなりますし、冷蔵庫に入れると水分が抜けてシワシワになります。ただし、夏場は常温で保存すると芽が出やすいので、冷蔵庫の野菜室で保存する方がよい場合もあります。また、葉がついている場合は切り落としてから保存しましょう。
野菜 | 切らない場合の保存方法 | 切った場合の保存方法 | 切らない場合の保存期間 | 切った場合の保存期間 |
---|---|---|---|---|
じゃがいも | 新聞紙に包んで冷暗所で | ラップで包んで冷蔵庫で | 約1ヶ月 | 約3日 |
さつまいも | 新聞紙に包んで冷暗所で | ラップで包んで冷蔵庫で | 約1ヶ月 | 約3日 |
ごぼう | 土つきのまま新聞紙に包んで冷暗所で | ラップで包んで冷蔵庫で | 約2週間 | 約3日 |
にんじん | 新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で | ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で | 約2週間 | 約3日 |
大根 | 新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で | ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で | 約2週間 | 約3日 |
果菜類
果菜類は、切ると傷みやすくなるため、切らない状態で保存することをおすすめします。ただし、トマトやナスなどは常温でも追熟するため、熟したら冷蔵庫に入れましょう。また、カットしたトマトは酸化しやすいため、レモン汁をかけてラップをしてから冷蔵庫に入れるとよいです。
野菜 | 切らない場合の保存方法 | 切った場合の保存方法 | 切らない場合の保存期間 | 切った場合の保存期間 |
---|---|---|---|---|
きゅうり | キッチンペーパーに包んで冷蔵庫の野菜室で | ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で | 約1週間 | 約2日 |
トマト | 熟したら冷蔵庫の野菜室で | レモン汁をかけてラップで包んで冷蔵庫の野菜室で | 約1週間 | 約2日 |
ナス | 熟したら冷蔵庫の野菜室で | ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で | 約1週間 | 約2日 |
かぼちゃ | 新聞紙に包んで冷暗所で | ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で | 約1ヶ月 | 約3日 |
とうもろこし | 皮つきのまま冷蔵庫の野菜室で | ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で | 約1週間 | 約2日 |
葉物野菜類
葉物野菜類は、切ると傷みやすくなるため、切らない状態で保存することをおすすめします。ただし、レタスやキャベツなどは大きい場合は半分に切ってもよいです。また、水洗いしたり水気を拭き取ったりすると傷みやすくなるので、そのまま保存しましょう。冷蔵庫の野菜室に入れるときは、キッチンペーパーに包むか、穴あきのビニール袋に入れるとよいです。
野菜 | 切らない場合の保存方法 | 切った場合の保存方法 | 切らない場合の保存期間 | 切った場合の保存期間 |
---|---|---|---|---|
レタス | キッチンペーパーに包んで冷蔵庫の野菜室で<br>(大きければ半分に切ってもOK) | ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で<br>(芯を残して切ると長持ち) | 約1週間 | 約3日 |
キャベツ | キッチンペーパーに包んで冷蔵庫の野菜室で<br>(大きければ半分に切ってもOK) | ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で<br>(芯を残して切ると長持ち) | 約2週間 | 約3日 |
ほうれん草 | 穴あきのビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で<br>(根元を切らない) | ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で<br>(根元を切ってから水洗いすると長持ち) | 約1週間 | 約2日 |
小松菜 | 穴あきのビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で<br>(根元を切らない) | ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で<br>(根元を切ってから水洗いすると長持ち) | 約1週間 | 約2日 |
ミツバ | 穴あきのビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で<br>(根元を切らない) | ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で<br>(根元を切ってから水洗いすると長持ち) | 約1週間 | 約2日 |
4. 野菜の保存方法まとめ
以上、野菜の保存方法についてのブログは終わりです。以下は今回ご紹介した野菜の保存方法のまとめです。
野菜の種類 | 切るか切らないか | 保存場所 | 保存期間 |
---|---|---|---|
根菜類 | 切らない | 常温または冷蔵庫の野菜室 | 約1ヶ月 |
果菜類 | 切らない | 常温または冷蔵庫の野菜室 | 約1週間 |
葉物野菜類 | 切らない | 冷蔵庫の野菜室 | 約1週間 |